《信頼される人物の育成》
を建学の精神に
本校は明治32年(1899年)、現在の桜井町に創立された「江陽学舎」に端を発しております。昭和31年に学校法人の名称を高知学園に変更するとともに、校名も高知高等学校・高知中学校に改称、その翌年には校舎を現在の北端町に移転し、平成31年春をもって、創立120周年を迎えることができました。
この間、高知幼稚園及び高知小学校の設立、高知学園短期大学の設置、リハビリテーション学院の開校、31年4月には日本初の専門職大学の開学に至るなど、県下唯一の総合学園に発展してまいりました。歴史と伝統を誇る学園です。
本校の一日は「世界の鐘」の音とともに始まります。この鐘は、1957年、本校を現在の地“旭ケ丘”に移転したおり、世界各国の学校に呼びかけて銅貨(コイン)の寄贈をお願いし、《世界の平和と友愛》の願いを込めて造られたものです。この鐘には、次の銘が刻まれております。
高知学園の教育のシンボル
「世界の鐘」
この鐘の音のとどろくところ
引用元:世界の鐘、銘文より
永遠の真理と希望にかがやき
世界の平和と友愛にみつ
この鐘が本校のシンボルとなっており、その精神が校歌にも謳われています。
黒潮かおる自由の土佐に
引用元:高知中学高等学校 校歌より
萌えたつ緑の鷲尾嶺こえて
世界の鐘がとどろきわたる
学校長挨拶
高知学園は、明治32年に創立以来、全ての教育活動を通して個性を伸ばし、建学の精神である「至誠(しせい)」(人や社会に信頼される人物の育成)を掲げ、今年で125年を迎えた歴史と伝統ある学校です。卒業生は2万4千人を超え、高知県内はもとより、広く国の内外で活躍されています。
今、社会の変化は急激で予測困難な時代とも言われています。こうしたなかにあって、高知中学高等学校では、基礎・基本を大切にしつつ、変化に柔軟に対応していく力を養うため教育活動全体を通して「文」と「武」を一体ととらえた学びの充実に努めています。
さあ、みなさん、一人一人の夢や志の実現に向けて、本校で勉学や部活動等で汗を流し、自分自身を磨いていきましょう。
令和6年4月1日
高知中学高等学校長
田村 誠
教育方針
教育目標
緑豊かな理想の環境と、長い歴史と伝統のもとに、輝かしい未来をめざし、正しい判断力、たくましい行動力をそなえ、 心身を労して自らの将来を開拓し、社会に貢献する人間を育成するために、目標として次の4項目をかかげ、全校教職員生徒がともにこれを実践する。
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たくましい心とからだ
粘り強い努力のできる心身を養う
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たしかな基礎学力
知識を深め、教養を高める基礎をつくる
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豊かな情操
思いやりがあり、美を愛する心を求める
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信頼される人間
集団のルールを守り、自他の権利を尊重し、責任を果たすことのできる人間を育てる
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自立
生涯を意欲的に生き抜く力を養う
学校生活三原則
本学園の建学の精神は「人に信頼される人材の育成」です。 この建学の精神を具現化するため、次の三項目を学校生活三原則として設定し、全校をあげて取り組んでいます。 この三原則は、人間として健全な社会生活を行うための最も基本となる行動様式であるとともに、学力充実の基礎となるものと考え、その徹底を期しています。